ライン組織

ライン組織は、最も古くから存在し、基本的なライン権限を中心に形成された単純な組織形態です。

ライン組織の特徴

ライン組織は直系組織とも呼ばれ、すべての職位が最上位者層から最下位層まで、単一の命令系統によって直線的に結ばれており、各職位は常に特定の上位者からだけ命令を受ける組織形態です。また水平方向(横方向)には、研究開発・製造・販売・マーケティングなどの機能別・職能別に単位組織が並んでいるのが特徴です。このようなライン組織は、組織の管理原則のうち、「命令一元化の原則」が厳密に適用されている組織形態であるといえます。

ライン組織は、経営規模が小さくて、職務内容が単純である場合に有効であるといわれ、トップダウン式のリーダーシップのもとで、組織全体を統一的に行動させることが可能であるといえます。

ライン組織のメリットとデメリット

メリット
  • 命令系統が単純であるので、指揮・命令に混乱が生じない。
  • 権限と責任がだれに帰属しているかを明確に規定できる。
  • 組織の規律や秩序を維持・管理しやすい。
デメリット
  • 下位者から上位者へのコミュニケーションや、水平的な横のコミュニケーションが取りにくい。
  • 1人の上位者に権限と権力が集中しやすくなる。
  • 下位者への権限の委譲が行われにくいために、上位者の職務が増大して複雑になり、上位者に過度の負担がかかる。(専門化による効率性を犠牲にしている。)
  • 組織の規模が拡大すると多層化し、情報伝達に遅れや歪みが生じ、意思決定に時間がかかる。