IR活動

IR活動とは、企業が投資家などに対して必要な情報を自発的に開示すること。

意味

IR活動(Investor Relations)とは、企業を取り巻くさまざまな利害関係者集団(ステーク・ホルダー)の中でも、特に投資家に的を絞った広報活動を指します。企業には、従来のような企業説明会、記者会見、年次報告、株主通信の発行といった活動だけでなく、将来を見越した経営戦略や社会的使命に基づいて、情報開示(ディスクロージャー)を行うことがますます求められています。情報開示の内容としては、貸借対照表や損益計算書、キャッシュフロー計算書などの財務諸表の開示の他、金融資産や年金債務の時価情報、連結企業グループの場合のセグメント情報、4半期ごとの財務情報の開示(いわゆる4半期開示)、企業情報の漏洩や不正が発覚した場合の早期発表などが該当します。

株式会社にとっては、その所有者である株主との関係がもっとも重要なのですが、近年、海外の投資家が増えていることや、国際会計基準が日本企業にも適用されつつある制度環境や、企業の公共性が強く求められる社会的環境の変化によって、今後も情報公開が進んでいくと考えられます。

全米IR協会(NIRI)は、IRを次のように定義しています。

インベスター・リレーションズ(IR)は、企業の証券が公正な価値評価を受けることを最終目標とするものであり、企業と金融コミュニティやその他のステークホルダーとの間に最も効果的な双方的コミュニケーションを実現するため、財務活動やコミュニケーション、マーケティング、そして証券関係法の下でのコンプライアンス活動を統合した、戦略的な経営責務である。

IRという言葉を最初に使ったのは、1953年に米国GE社が株主とのリレーションシップの専任組織としてIR部(Investor Relations Services Department )を設置したことだと言われています。

英語

Investor Relations

豆知識

Investor は「投資家」という意味です。

Relations は「関係」という意味です。

ちなみに、ちまたでよく耳にするPR(ピーアール)活動は、Public Relations で、個人や組織体が行う、宣伝活動または広報活動のことです。

ディスクロージャーはdisclosure で、dis(~ではない)と、closure (close {閉じる}+ -ure{名詞を作る時に使われる})で、(閉じない・閉ざさない=開示する)といった意味です。