「アイデアのちから」というタイトルですが、ボクは、「伝わり記憶に残るコミュニケーションのやり方」といった内容だと感じました。
アイデアのちから チップ・ハース(著), ダン・ハース (著), 飯岡 美紀 (翻訳)
社会、特に企業はお客さまとコミュニケーションでつながっています。
コミュニケーションは、発信した情報が受け取られ、さらにちゃんと理解してもらうことでスムーズになります。
本来、人にモノが伝わるというのはとても嬉しいこと。本書の内容が少しでも実践できるようになれば、もっと人生は楽しくなるはず。
「明日からすぐ使える!」といったたぐいのものではありませんが、情報やことばを今よりも上手に使うために、何に注意すればいいのかを学ぶことができる本です。
会社に務めている人でしたら、お客さま対応する方はもちろん、自分はクリエイティブな仕事をしていると思っている人にもおすすめです。
著者のサイト: Heath Brothers (www.heathbrothers.com)
以下は本の内容についてです。
ある条件を満たした、いくつかの情報は、受け手側の記憶に焼き付いています。
- コカ・コーラを飲むと骨が溶ける
- 万里の長城は宇宙から見える唯一の構造物である
- 人間の脳は10%しか使ってない
今のところ、日本で体がぐにゃぐにゃになった人はいないです
実際に万里の長城は長いですが、厚みはそれほどでないので見えません
もしそうなら、脳の損傷も怖くないです
なぜこれらの情報が、いつまでも記憶に残るのか。
そのこたえがこの本にのってます。
この本では、わかりやすく6つの原則を紹介しているけれども、そのワークフレームよりも、発想の仕方が読んでためになります。具体的例がエピソードと一緒に、そして豊富に掲載されてますから。
だまされたと思って、本屋さんでP8~P10の3ページだけ、ぜひ立ち読みしてみてください。多分、読むのに5分もかかりません。そして読んでしまったら、続きが気になって、この本を手にレジに向かっているかもしれません。
※アマゾンでも上記部分を含め、内容を読めるようです。